これから始める人のAIの選び方
ChatGPT・Gemini・Claude・Grok・ローカルAI は何が違うのか。料金とできることを、これから使う人向けに整理しました。
- AIレビュー
- 初心者向け
- AIチャット
- 対象
- AI初心者
- 必須技能
- なし
- AI チャット ChatGPT 平均 3.7 / 5
- ChatGPT の音声会話 GPT-Live 平均 1.5 / 5
- AI チャット Gemini 平均 3.3 / 5
- AI チャット Claude 平均 3.3 / 5
- AI チャット Grok 平均 3.2 / 5
- 自分のパソコン ローカルAI(Ollama) 平均 3.3 / 5
チャートの項目名は略しています。正確さ=知ったかぶりの少なさ、成人向け/暴力表現=それぞれの題材を創作として扱えるか。くわしくは付録の「点数の付け方」を参照してください。
画像・音楽・3D を作る AI は、素材を作る AI の記事にまとめています。
どの AI を選べばいい?
用途から決めるのが一番の近道です。
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| プログラミング | Claude / ChatGPT / Gemini | プログラミングをやらせたいならこれ ※エージェントを使えば一気に作れる |
| 画面デザイン ※WEBサイト等 | Claude / Gemini | Claude は UI デザインが得意なイメージ、Gemini も最近は良い感じ |
| 雑談・相談相手 | ChatGPT / GPT-Live | 会話が柔軟で雑談が楽しくできる。とくに GPT-Live は人と話しているよう |
| 今どきの話題を調べたい | Grok / Gemini | Grok は X(旧 Twitter)の話題収集に使える。Gemini は Google の検索能力を持つ |
| 秘密の話がしたい | ローカルAI | 入力した内容がパソコンの外に出ない |
| 成人向けの話がしたい | ローカルAI / Grok | ローカルAI なら実質無制限。Grok は大規模 AI の中では許容度が高い |
迷ったら、ChatGPT か Claude の月20ドルのプランから始めてください。 用途がはっきりしていない段階では、この2つが外れにくい選択です。 使っていて「ここが物足りない」と感じたときに、上の表を見て乗り換えたり足したりすれば十分です。
1つに絞る必要はありません。筆者は4つとも契約して、用途で使い分けています。 ただし合計で月約250ドルかかっているので、初めから真似する必要はまったくありません。
何ができる?
| 会話 | 文章の作成・校正 | プログラミング | 画像生成 | 動画生成 | 音声会話 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ChatGPT | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| Gemini | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Claude | ○ | ○ | ◎ | × | × | ○ |
| Grok | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| ローカルAI | ○ | ○ | △ | △ | △ | △ |
◎ は特に得意なところ、○ はふつうに使える、△ は条件つきでできる、× はできない、という意味です。
Claude だけ、画像と動画を作れません。文章とプログラムに絞った作りになっています。
ローカルAI の△は、別のソフトを用意すればできるという意味です。 画像なら Stable Diffusion、音声なら音声用のソフトというように、用途ごとに入れる必要があります。 プログラミングも、動かすモデルの大きさによって出来がかなり変わります。
動画生成と画像生成は、プランによって使える回数が決まっているのが普通です。 たくさん作りたい場合は、専用のサービスを使ったほうが安く済むこともあります。
プログラミングをやるなら、エージェントが圧倒的に楽
チャットで聞いて、出てきたコードをコピーして貼る方法は面倒です。 貼る場所を間違える、一部しかコピーできていない、エラーが出たらまた貼って聞き直す。この往復で時間が溶けます。
コーディングエージェントを使えば、AI が自分でファイルを開いて書き換え、動かし、エラーが出たら直すところまでやります。 コピーも貼り付けも発生しないので、手間もミスも激減します。
| AI | エージェント |
|---|---|
| ChatGPT | Codex |
| Claude | Claude Code |
| Grok | Grok Build |
| Gemini | Antigravity など |
プログラミングに使うなら、エージェントが使えるプランを選んでください。
ただし、頼んでいないファイルまで書き換えたり消したりする事故も起きます。 チャットと違って AI が直接ファイルを操作するぶん、間違えたときの被害は大きくなります。
使い勝手
- ChatGPT:利用者が一番多く、文章・画像・音声会話までひととおりこなせる。困ったらまずこれ、という万能型
- Gemini:Gmail や Google ドライブと組み合わせて使える。画面やデザインを作らせたときの見栄えが良い
- Claude:長い文章を読ませても要点を外しにくい。プログラムを書かせる用途で評価が高い
- Grok:X(旧 Twitter)の投稿をその場で検索できるので、今起きている話題に強い。表現の制限もやや緩め
- ローカルAI(Ollama):自分のパソコンで動かすので無料で使い放題。入力した内容が外に出ない。賢さはパソコンの性能次第で、準備にも手間がかかる
ChatGPT の音声会話:GPT-Live
2026年7月8日に出た、ChatGPT の音声会話の新しいモデルです。 聞きながら同時に話せるのが特徴で、相づちを打ったり、こちらが割り込んでも自然に対応します。 難しい質問は、会話を続けたまま裏で GPT-5.5 に考えさせて、答えを戻してくれます。
有料プランと無料プランで、使われるものが少し違います。 話した言葉をその場で外国語に訳してもらうこともできます。 カメラの映像やパソコンの画面を見せながら話すことは、まだできません。
長く話していると調子が変わってきて、同じことしか言わなくなることがあります。 唐突にハルシネーション(もっともらしい嘘)を起こして、 「私は今、羽田空港にいます。広島に帰るところです」といった、おかしなことを言い出すこともあります。
ただ、文字を打たずに会話できるのはとても楽です。
料金
どれも無料で試せます。有料プランの目安は月20〜30ドルです。
| ふつうのプラン | 高いプラン | プログラムを書かせる機能 | 筆者の契約 | |
|---|---|---|---|---|
| ChatGPT(OpenAI) | Plus 月20ドル | Pro 月100/200ドル | Codex | Pro(月100ドル) |
| Gemini(Google) | AI Pro 月19.99ドル | Ultra 月100/200ドル | Antigravity など | AI Pro(月19.99ドル) |
| Claude(Anthropic) | Pro 月20ドル | Max 月100/200ドル | Claude Code | Max(月100ドル) |
| Grok(xAI) | SuperGrok 月30ドル | Plus 月100ドル | Grok Build | SuperGrok(月30ドル) |
料金はよく変わります。契約する前に、各社の公式ページで確認してください。 Grok の金額は契約画面で、Claude と Gemini は公式ページで確認しています。ChatGPT は公式ページを確認できなかったため、報道にもとづく金額です。
このほかに、Grok には月10ドルの Lite、ChatGPT には月8ドルの Go、Gemini には月4.99ドルの AI Plus という、 もっと安いプランもあります。まず試すだけなら、そこから入る手もあります。
出典:Claude 公式、Google 公式ブログ、ChatGPT は複数の報道。
付録:用語解説
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| AI チャット | 文章でやり取りして、質問に答えたり文章を書いたりしてくれるもの。ChatGPT などのこと |
| ネット上の AI/ローカルAI | ネット上の AI は各社のサーバーで動く。ローカルAIは自分のパソコンの中で動く |
| プラン | 月額の契約の種類。高いプランほど、たくさん使える |
| 商用利用 | 作ったものを、お金が発生するもの(販売する商品など)に使うこと |
| コーディングエージェント | AI が自分でファイルを読み書きして、プログラムを作ったり直したりする道具。Codex(ChatGPT)、Claude Code(Claude)、Grok Build(Grok)など。料金表の「プログラムを書かせる機能」のこと |
付録:点数の付け方
6つの項目を、それぞれ5点満点で評価します。外側にあるほど良いで統一しています。
| 項目 | 5点 | 3点 | 1点 |
|---|---|---|---|
| プログラム | そのまま動き、指示した条件も守る | 手直しすれば動く | 使えない |
| UIセンス | そのまま使える見た目になる | 配置は妥当だが素っ気ない | 崩れている・使いにくい |
| 正確さ(知ったかぶりの少なさ) | 知らないことは「知らない」と言う | たまに怪しいことを言う | もっともらしい嘘が多い |
| 雑談 | 話が続き、相談相手になる | 受け答えはできる | かみ合わない |
| 成人向け(表現の許容度) | 創作として扱ってくれる | 遠回しなら書く | 断られる |
| 暴力表現(許容度) | 物語や台詞として書いてくれる | 表現を抑えれば書く | 断られる |
「表現の許容度」の2項目について。小説・脚本・ゲームのシナリオ・記事など、創作や仕事で そうした題材を扱えるかどうかを見るものです。点数が高いほど自由に書けます。 ただし、子供には悪影響となる可能性があるため使わせないでください。
点数は、筆者が普段使っているなかでの評価です。同じお題での比較テストは、これから行って追記します。 記事の構成と、料金などの事実情報の調査には AI(Claude・Anthropic)を使っています。